ホワイトホース
メリーゴーランドが嫌いでした。子供の頃。
綺麗だけど、いつまでも同じところを回ってばかり。
自由のない馬たちが可愛そうだと思って。
この作品「Departure」は、幼い頃のそんな気持ちを形にしたものだったのですが・・・
これを制作していた2014年、TVを点けたらスコットランドの独立の是非を問う国民投票のニュース。
結果、独立は否決されたものの、賛成と反対は僅差。
まったくの偶然ですが、この作品に使用したボトル、スコッチウイスキー「ホワイトホース」には、
こんな謂れがあります。
「ホワイトホース」のブランド名は、スコットランド、エジンバラに実在した1742年創業の“ホワイトホースセラー”という有名な旅籠の名前が由来となっています。この旅籠は当時スコットランドの首都であったエジンバラとイギリスの首都ロンドンを結ぶ乗合馬車の終着点でもあり、自由と独立を願う、当時のスコットランドの人々の夢と希望の象徴でありました。「ホワイトホース」はこの乗合馬車の乗客に提供されたといわれています。
ホワイトホース公式HPより引用
統合、調和、秩序もまた、大きな犠牲の上にのみ成り立つものなのかもしれません。
Departureとは、「出発」なのか、「決別」なのか、「離脱」なのか・・・
2016年、今度はイギリスの国民投票でEU離脱派が勝利。
支持するかどうかはさておき・・・
私はやはり、メリーゴーランドを見ると複雑な気持ちになるのです。
スコッチウイスキー「ホワイトホース」
定番中の定番ですね。
甘い香り。カラメルのようです。でも口に含むとかなり辛い。
スモーキーな香りもしてきて、スパイシーでもあります。
初心者なので残念ながらそれくらいしか分からないけど・・・
子供のころ、父のグラスの甘い香りにつられて、グビッとやったら飛び上がった覚えがあります。
あんまり成長してないかも・・・
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